米株バブル終わりの始まり? 弱気派動く(NY特急便)
米州総局編集委員 阿部哲也
(更新) [有料会員限定]
9日の米株式相場は今後に不安を残す展開となった。ダウ工業株30種平均は朝方こそ前日比300ドル超まで上げる場面もあった。しかしその後は長期金利の上昇とともに急速に値を消し、結局は249ドル安の3万3699ドルと続落して引けた。
どんなに買いが先行しても、長く続かない。ダウ平均も年初こそ上げが際立っていたが、最近はローソク足に「上ヒゲ」を残すことが増えた。
根底には市場の気迷いがある。「米国をめぐ...