「空箱」上場400社、米M&Aを席巻 緩和マネーが拍車
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企業買収のみを目的に上場して、事業を営まない「空箱」のような会社のSPACが米国で存在感を高めている。1月の新規株式公開(IPO)の6割を占める。年初からの買収額は9兆円に迫り、米M&A(合併・買収)市場全体の3割に達した。電気自動車(EV)関連など成長期待の高い企業が短期間で上場できているが、売上高がゼロの企業が相次ぎ買収されるなど急拡大には危うさがある。
SPACには新型コロナウイルスの感染拡...
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