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ブタの心臓移植、世界初の米男性が死亡 術後2カ月

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【ニューヨーク=西邨紘子】米メリーランド大学メディカルセンターは9日、1月に世界で初めてブタの心臓の移植を受けた男性が死亡したと発表した。術後、懸念された拒否反応などはみられずリハビリなどを進めていたが、数日前に病状が急変したという。

死亡したデービッド・ベネット氏(57)は移植手術前、人間の心臓移植に不適格と判断され、人工心肺装置を着けた状態だった。他に治療の選択肢がなかったことから米食品医薬品局(FDA)が研究段階にあるブタの心臓移植を緊急承認し、1月に移植手術が行われた。移植には人体で拒否反応が起きないよう、遺伝子操作されたブタの心臓が使われた。

移植手術を担当したバートリー・グリフィス医師は「我々は悲しみに暮れている。ご家族に心からのお悔やみを申し上げる。今回の移植手術で得たかけがえのない知見がよりよい治療結果を導き、将来多くの患者の命を助けることを願っている」と声明を発表した。

米国では臓器移植のドナー不足が深刻な状況にある。米保健資源事業局によると、現在約11万人の米国人が臓器移植を待っており、毎年6千人以上の患者が移植を受ける前に命を落としている。ブタは心臓や肺が人間のものと似ており、他の臓器でも移植の研究が進められている。

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