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米料理宅配ドアダッシュ上場 初値は公開価格78%上回る

(更新)
ドアダッシュの初値は182ドルとなり、公開価格を78%上回った

【シリコンバレー=佐藤浩実】米料理宅配サービス最大手のドアダッシュは9日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。初値は182ドルで、公開価格(102ドル)を78%上回った。時価総額は6兆円を超え、新型コロナウイルス下で浸透した料理宅配サービスへの期待の高さが浮き彫りになった。

ドアダッシュの株価は9日の取引時間中に一時195.5ドルまで上昇し、189.51ドルで引けた。調達額は34億ドル。米ブルームバーグ通信によれば、9日終値ベースの時価総額は600億㌦で、完全希薄化後の評価額は713億ドルに達する。

ドアダッシュは中国出身のトニー・シュー最高経営責任者(CEO)らが2013年に設立した。ネット経由で単発の仕事を請け負う「ギグワーカー」を活用し、米国やカナダで料理・食品の宅配サービスを手掛ける。約39万社のレストランが登録し、利用者数は約1800万人。米国での市場シェアは50%で、競合する米ウーバーテクノロジーズ(26%)の2倍近い。

ドアダッシュの売上高は20年1~9月に前年同期比3.3倍の19億1600万ドルだった。新型コロナに伴うレストランの営業制限や外出規制で宅配サービスへの依存が強まり、急速に取扱高を伸ばしている。1〜9月期の最終損益は1億4900万ドルの赤字だが、前年同期(5億3400万ドルの赤字)と比べ改善傾向にある。

同社が11月に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類によれば「クラスA」と呼ぶ普通株式について、ソフトバンクグループ傘下の投資ファンド「SVF Fast(ケイマン)」が24.9%を保有していた。一方で、クラスAの20倍の議決権を持つ「クラスB」についてはシューCEOら3人の創業メンバーが保有する。

米国のIPO(新規株式公開)は例年は11月下旬の感謝祭前までに一段落するが、今年は12月に入っても企業価値が10億ドルを超えるユニコーン企業のIPOが続いている。9日にはクラウド経由でAIを提供するC3.ai(シースリーエーアイ)も上場。10日には、民泊大手Airbnb(エアビーアンドビー)のIPOが予定されている。

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