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米下院がIOC非難「人権守らず」 中国テニス選手巡り

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【ワシントン=中村亮】米議会下院は8日、国際オリンピック委員会(IOC)について「人権に関する約束を守らなかった」と明記した決議を可決した。中国の著名テニス選手の彭帥さんが性的被害を受けた疑惑をめぐるIOCの対応を非難したものだ。

彭さんは11月上旬に中国共産党元幹部と不倫関係にあったと実名で告白したとされ、その後に行方がわからなくなった。IOCは11月下旬、バッハ会長がビデオ通話を通じて彭さんの無事を確認したと発表した。

下院は決議で「IOCはビデオ通話をどのように調整したかを説明していない」と指摘。IOCが彭さんの安全に関する中国の主張を「正当化している」と訴えた。2022年2月の北京冬季五輪をめぐり「選手の権利を守る(IOC)の能力と意欲に疑念を抱かせる」とした。

決議は中国に対し、性的暴行疑惑に関する透明性の高い独立調査や、報道や議論の検閲停止を求めた。IOCが公の場で中国に対して同様の要求をすべきだとも強調した。

ウイグル輸入禁止法案も可決

下院は8日、中国の新疆ウイグル自治区からの輸入を制限する法案も可決した。ウイグル族などの強制労働によってつくられた製品が米国へ流入しないようにする。ウイグル族に対するジェノサイド(民族大量虐殺)を非難する決議も採択した。

決議や法案は9日に始まる米国主催の「民主主義サミット」にはずみをつける思惑もある。バイデン大統領はサミットで人権重視を唱え、中国に対抗する姿勢を改めて鮮明にする見通しだ。下院は与党・民主党が多数派を占めている。

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