トランプ氏、ライバル知事に投票 米中間選挙で
(更新)

【ワシントン=坂口幸裕】トランプ前米大統領は8日、南部フロリダ州のパームビーチで中間選挙の投票をした。記者団から共和党のデサンティス州知事に投票したかどうか問われ「投票した」と明かした。デサンティス氏は2024年大統領選への立候補が取り沙汰されており、党の候補者指名争いでトランプ氏のライバルになり得る存在だ。
トランプ氏は「すばらしい夜になる」とも話し、野党・共和党の勝利に自信を示した。8日の上下両院選に立候補している共和候補のうち、トランプ氏の推薦候補が3割超を占める。同時に実施する知事選にも送り込んでいる支持候補の行方はトランプ氏の求心力をはかる試金石になる。
トランプ氏は7日、中西部オハイオ州で演説し、南部フロリダ州の自邸マール・ア・ラーゴで「15日に重大な発表をするつもりだ」と語った。次の大統領選への出馬を表明する意向を示唆した。