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米上院銀行委員会トップ、野村に質問状 アルケゴス問題

(更新)
アルケゴス創業者のビル・ホワン氏=ゲッティ共同

【ニューヨーク=宮本岳則】米上院銀行委員会のトップ、シェロッド・ブラウン上院議員(民主党)は8日、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの問題を巡り、野村ホールディングスの米子会社やゴールドマン・サックスなど日米欧の大手金融機関に質問状を送ったと明らかにした。内部管理体制や株価急落を招いた大量の売りなどについて説明を求めた。

ブラウン上院議員はウォール街の金融機関に厳しい姿勢で知られ、かねて金融規制の強化を求めていた。上院銀行委員会のトップとして、金融機関幹部を議会に招致する権限を持つ。声明で「大手投資銀行の手助けによってアルケゴスがリスクの高いデリバティブ取引に手を出し、パニック売りにつながったというニュースに困惑しているが、驚きはしない」と述べた。

ブラウン議員は野村やゴールドマンに加え、クレディ・スイスとモルガン・スタンレーにも質問状を送った。4社はアルケゴスの主要取引金融機関で、投資資金の融資や借株の調達など運用に必要なサービスを提供していた。アルケゴスが運用の失敗で金融機関の追加担保要求に応じられなくなると、モルガンやゴールドマンはポジションの清算に動き、一部の銘柄が急落した。

与党・民主党議員を中心にアルケゴス問題への関心が高まっている。エリザベス・ウォーレン上院議員は3月末、「透明性の確保と強力な監視が必要」とツイッター上で述べ、米証券取引委員会(SEC)に行動を促した。ウォーレン議員も「反ウォール街」の姿勢で知られ、上院銀行委員会のメンバーに名を連ねる。

アルケゴスは元ヘッジファンド運用者ビル・ホワン氏の個人資産管理会社「ファミリーオフィス」でSECの監視下になかった。一部の金融機関が巨額の損失を公表し、リスク管理体制を問われている。今回の騒動は議会内の金融規制強化派にとって追い風となる。

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