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7月の米求人、1093万件 雇用ミスマッチ広がる

(更新)
求人広告を掲げる小売店(米ニューヨーク市)=ロイター

【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が8日発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人件数(季節調整済み、速報値)は1093万4000件で前月から74万9000件増加した。5カ月連続で過去最高を更新した。

採用数は666万7000人で前月から16万人減少した。強い労働需要に対し、技能を備えた人材が不足しており、雇用のミスマッチが一段と深刻になった。

経済再開の進捗を受け、求人は幅広い分野で増えた。特に医療ケア・ソーシャルサービス(29万4000件増)、宿泊・飲食サービス(11万5000件増)などが目立った。求人率は6.9%となり、こちらも過去最高となった。

別の労働指標である雇用統計によると、7月の失業者は870万2000人で、求人件数が失業者数を上回った。仮に失業者が全員雇用されても、約223万件の求人が埋まらない計算で、著しい人手不足が続いている。

実際の採用数は小売業(27万7000人減)、耐久財製造業(4万1000人減)、教育サービス(2万3000人減)などを中心に落ち込んだ。採用率も4.5%と前月から0.2ポイント低下した。

新型コロナウイルス感染の懸念や家族の世話などで依然として再就職を見合わせている人が多い。企業は、応募者自体が少ない上に求める技能を備えた人材がおらず、採用に苦戦している。

労働市場の逼迫で人材の奪い合いが起き、賃金も上昇している。よい条件を求めて離職する人が増え、自発的離職者は10万7000人増の397万7000人だった。

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