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コロナワクチン、米人口の1割が接種 3200万人

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感染リスクや重症化リスクが高い人から順に接種している(1月、カリフォルニア州)=ロイター

【ニューヨーク=大島有美子】新型コロナウイルスの感染者数で世界最多の米国で、7日までに人口のほぼ1割に当たる3200万人が1回以上のワクチン接種を受けた。新規感染者数は減少傾向にあるが、変異ウイルスの市中感染が広がり始めているとの報告もある。感染再拡大を防ぐため、連邦政府と自治体は接種場所を増やしてワクチン普及を急ぐ。

米疾病対策センター(CDC)によると、7日までに全米に5900万回分のワクチンが供給され、4200万回が接種された。総接種回数では世界最多だ。

英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると接種ペースは加速している。1日当たりの接種回数(7日移動平均)は7日時点で144万回。1週間前と比べて12万回増えた。

全世界の合計ではワクチンを少なくとも1回接種した人が1億人に達した。米国は接種した人が最も多い。

バイデン米大統領は当面の目標として、1日150万回の接種を掲げる。専門家は集団免疫の獲得には75%の米国人がワクチンを接種する必要があるとしており、米CBSテレビの分析では2021年末までかかるとしている。バイデン氏はCBSのインタビューで7日、「そこまで待てない」と述べた。アメリカンフットボールのスタジアムなどを接種場所として開放していく考えを示した。

民間企業でも、従業員が不特定多数の人と接する小売業で、ワクチン接種を促すための取り組みが始まっている。食品スーパー大手のクローガーは5日、ワクチンを受けた従業員に100ドル(約1万500円)を支払うと発表した。1ドルショップ大手のダラー・ゼネラルも4時間分の給料に相当する額を支払うとしている。

米国のコロナ感染動向はピークアウトしてきた。米ジョンズ・ホプキンス大によると新規感染者数は7日移動平均でみて7日に11万7000人と1月中旬のピーク時の半分以下となっている。ただ米国では感染力が強いとされる英国型の変異ウイルスの感染が広がっており、CDCは3月後半には米国の新規感染の大半を占めると予測する。ワクチンの接種ペースを上げ、変異ウイルス拡大を抑えられるかが焦点となる。

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