米ワシントン・ポスト、ソフト部門の分離を検討 米報道 - 日本経済新聞
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米ワシントン・ポスト、ソフト部門の分離を検討 米報道

【ニューヨーク=清水石珠実】米紙ワシントン・ポストが編集・コンテンツ管理システム「Arc XP」を扱うソフトウエア部門の切り離しを検討していることが分かった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ,電子版)が7日に報じた。売却も視野に入れる。

WSJによると、ワシントン・ポストのオーナー、ジェフ・ベゾス氏はソフトウエア部門の分離や売却を模索する方向性を支持しているという。

アマゾン・ドット・コムの創業者ベゾス氏は2013年にワシントン・ポストを買収した。その後、同紙は自社の編集ソフトの拡充に力をいれ、原稿執筆や編集、ウェブ配信などを統合したコンテンツ管理システム(CMS)を他社に提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を立ち上げた。大手企業が採用するなど、一定の成功を収めているが、WSJによると黒字化には至っていないという。

過激な言動で注目を集め続けたトランプ前米大統領の退任後、ワシントン・ポスト紙は読者獲得に苦戦している。21年に300万人に達した購読者数は、足元では250万人程度に減っている。WSJは関係者の話しとして、同紙は22年通期で利益が出ない可能性があると報じた。本業が低迷するなか、ソフトウエア部門の動向も含め、経営陣は戦略の練り直しを迫られている。

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