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米中間選挙、8日投票開始へ バイデン氏「勝利に全力」

【ワシントン=坂口幸裕】米中間選挙は8日朝(日本時間8日夜)、東部の各州から投票が始まる。米世論調査によると、連邦議会下院選は野党・共和党が与党・民主党から多数派を奪還するとの見方が強い。上院選は与野党が激しく競り合っており、最終盤まで予断を許さない状況が続く。

バイデン米大統領は7日、民主党の全国委員会の会合にオンラインで参加し「我々の歴史の中で見たこともない暗黒の勢力に立ち向かっている」と述べた。トランプ前大統領の推薦候補が多く立候補している共和党への対決姿勢を鮮明にし「勝利のために全力を尽くす」と訴えた。

中間選挙は4年に1度ある大統領選の2年後に実施される。今回は下院の435議席すべてと、上院の100議席のうちおよそ3分の1にあたる35議席が改選対象になる。現在は民主が上下両院で多数派を握る。

選挙結果は2021年1月に就任したバイデン氏への事実上の審判の位置づけになる。インフレや経済に対する有権者の関心が高く、歴史的な物価高のさなかの選挙戦はバイデン氏が率いる民主に逆風となっている。

米政治サイトのリアル・クリア・ポリティクスの分析によると、下院選は共和が227、民主が174の選挙区でそれぞれ優勢だ。共和が過半数となる218議席以上を確保する公算が大きい。上院選は非改選を合わせて共和が48、民主が44の選挙区で優勢で、東部ペンシルベニアや西部アリゾナなど8州で拮抗する。

上下両院選の共和候補のうち、トランプ氏の推薦候補が3割超を占める。支持候補の勝敗はかねて24年の次期大統領選への出馬に意欲を示すトランプ氏の求心力を左右する。

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