メキシコ大統領、記者会見1000回超 ポピュリズム映す
メキシコシティ支局 清水孝輔
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メキシコ大統領による定例の記者会見が1000回を超えた。2018年12月の大統領就任以降、平日はほぼ毎朝実施してきた。累計の会見時間は2000時間に迫る。国民への情報発信の手段として位置づけるが、自身に厳しいメディアに対する批判も目立つ。異例の大統領会見は現政権のポピュリズム(大衆迎合主義)政治を映し出している。
「我々が求めるのはトルティーヤ用の遺伝子組み換えではないトウモロコシだ」。メキシコ...

いま大きく揺れ動く、世界経済。 自分か。自国か。世界か。このコラムでは、世界各地の記者が現地で起きる出来事を詳しく解説し、世界情勢の動向や見通しを追う。 今後を考えるために、世界の“いま”を読み解くコラム。