米コロナ新規感染、1日あたり10万人突破 2月以来

【ニューヨーク=宮本岳則】米国で新型コロナウイルスの感染者が急増している。6日の新規感染者(7日移動平均)は10万人を超え、2月以来の高水準に達した。感染力が強いインド型(デルタ型)の拡大が止まらない。医療現場の逼迫や経済活動への影響が懸念されている。
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると6日単日の新規感染者数は25万人に達した。同日の死者数も約1170人と急増した。地域別ではフロリダ州やルイジアナ州など南部での感染拡大が目立つ。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、フロリダ州のコロナ入院患者数は2020年夏のピーク時に匹敵する。
現地メディアによると米南部テキサス州オースティン市の当局は7日、住民にメッセージを発信し、市内の病院が入院患者の急増で「悲惨な状況になっている」と訴えた。医療機関は営業しているものの、重症患者用のベッドや医療器具が足りなくなる恐れが出てきているという。

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