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米、11日にインドと外務・防衛協議 対ロシア協力促す

【ワシントン=坂口幸裕】米政府は7日、11日にワシントンでインドと外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開くと発表した。国務省は7日の声明で「米国とインドの間で拡大している防衛協力を強調する機会になる」と記した。ウクライナに攻撃を続けるロシアと歴史的に結びつきが深いインドに対ロシア政策で共同歩調をとるよう促す。

2021年1月に発足したバイデン政権がインドと2プラス2を開くのは初めて。米側からブリンケン国務長官とオースティン国防長官、インド側からジャイシャンカル外相とシン国防相が出席する。

国務省は7日の声明で「米印は国際平和と安全のため、包括的・戦略的パートナーシップの重要性を改めて申し合わせる」と明記。地域で台頭する中国をにらみ「自由で開かれたインド太平洋地域に対する我々の関与を再確認する」と訴えた。

国防総省は「米印が18年に2プラス2を開始して以来、高度で包括的な防衛協力の構築に向けて取り組んできた」と指摘。「今後も2国間で野心的な道筋を描いていく」とうたった。11日の協議ではハイテクなどサプライチェーン(供給網)構築や気候変動対策、貿易・投資の促進も議題になる。

米国の狙いは安全保障面などでロシアに依存するインドとの関係にくさびを打つことだ。インドはロシアによるウクライナ侵攻への立場を明確にせず、米欧が発動した対ロシア制裁でも距離を置く。3月初めには国連でのロシア非難決議案の採決で棄権した。

2プラス2ではロシアから地対空ミサイル「S400」を購入したインドに対する米国の制裁の扱いも焦点になる。米国は17年に制定した「敵対者に対する制裁措置法」で、ロシアから大規模に兵器調達する国に制裁を科せるようになった。

対中国政策もすり合わせる。21年3月には日米印とオーストラリアの枠組み「Quad(クアッド)」を立ち上げた。インドにとっても国境地帯の係争地で争う中国を封じ込める思惑は一致しており、閣僚間で足並みをそろえる。

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