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米の感染者4000万人超 デルタ型、経済再開の重荷に

米国では各地で学校の再開が始まった(8月、テキサス州ヒューストン)=ロイター

【ニューヨーク=吉田圭織】米国の新型コロナウイルスの累計感染者が4000万人を超えた。6日にレイバーデー(労働者の日)の祝日を終えた米国では学校などが本格的に再開するが、インド型(デルタ型)の拡大で入院患者数は1年前から倍増した。感染増が経済活動の重荷になるとの見方も多い。バイデン政権は近く、ワクチン接種の加速など新たなコロナ対策を公表する予定だ。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米東部時間7日午後3時(日本時間8日午前4時)時点で累計の感染者数は約4012万7000人、死者数は64万9700人になった。デルタ型の拡大に伴い、感染者数は5カ月ほどで1000万人増えた。新規死者数(7日移動平均)は6日に1448人と、3月上旬の水準にまで増えた。

入院患者も増えている。米疾病対策センター(CDC)によると、5日時点の新規入院患者数(7日平均)は1万1483人と、1月のピーク時(約1万6000人)に近づいている。ワクチン接種で重症化は抑えられるものの、接種者は足元で伸び悩んでいる。

本格的に始まった学校再開も懸念されている。学校の再開状況をまとめる調査サイト、バービオによると、感染の影響で6日時点で35の州で計1400以上の学校が対面授業を一時中止し、多くの学校がオンライン授業に移行した。米紙USAトゥデーと調査会社イプソスが8月30日~9月1日に実施した世論調査によると、「生徒が感染するリスクは昨年よりも高い」と答えた親は全体の6割に上った。

実際、子供の間で感染は拡大している。米国小児科学会(AAP)の調査によると、9月2日までの一週間で子供の感染者は25万人強と過去最多になった。感染者に占める子供の割合も26.8%と、これまでで最高になった。

景気回復への影響も指摘されている。米ゴールドマン・サックスは6日、米の国内総生産(GDP)予想を下方修正した。デルタ型の拡大による消費者心理の悪化や、米政府の財政支援の縮小などで下期に伸びが鈍化すると想定。2021年の年間成長率見通しを従来の6%から5.7%に引き下げた。

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