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ロシア軍、シリアから雇い兵動員を計画 米が分析

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【ワシントン=中村亮】米国防総省高官は7日、記者団に対して、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍がシリアから雇い兵の動員を計画しているとの分析を明らかにした。ウクライナの大都市への進軍が停滞し、戦力の増強を探っているとみられる。

高官はウクライナ周辺に集まったロシア軍の「ほぼ100%」がウクライナに入ったと指摘した。17万人以上のロシア兵がウクライナでの軍事作戦に参加したとみられる。高官はロシア軍が兵力をさらに増強するため、ロシアの別の地域からウクライナ周辺に部隊を追加で集める兆候はないと説明した。

一方、高官はロシアがシリアで兵士の募集活動をしていると言及した。ウクライナの首都キエフや北東部の第2の都市ハリコフに向けた地上侵攻が停滞しており、高官は「地上侵攻をめぐる不満がシリア人を雇って支援を計画する理由の一つだろう」と話した。ロシアは2015年にシリア内戦に介入し、アサド政権と近い関係にある。

アサド政権軍はシリア内戦で北部アレッポなどをめぐり激しい市街戦を繰り広げた経験がある。ロシア軍はまずキエフなどの大都市の包囲を目指しているとの見方が多いが、ウクライナ側の強い抵抗が続けば市街戦を余儀なくされるとみられ、シリア兵の動員を選択肢としている可能性がある。

高官はウクライナへの武器供与を続けているとしつつ「今後は難しくなる可能性はある」と語った。米欧はウクライナと国境を接する東欧諸国で武器を引き渡しているとみられる。ロシア軍がウクライナ西部で軍事作戦を本格化し、武器がキエフなどの戦闘地域に流入するのを阻むシナリオが指摘されている。

国防総省は7日、オースティン国防長官が米兵500人を欧州へ追加派遣すると決めたと発表した。空中給油や補給活動を担当する部隊を送る。在欧米軍は一時的な駐留部隊を含めて約10万人に達したという。国防総省は2月上旬に「8万人以上」と説明しており、1カ月で約2割増やしたとみられる。

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