米政権末期駆け込み 反ESG規則の波紋(NY特急便)
米州総局 宮本岳則
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7日の米国株式市場では様子見ムードが広がった。特段の材料がない中で景気敏感株への売りが目立ち、ダウ工業株30種平均は終日マイナス圏で推移した。市場の注目は追加経済対策の行方と、大統領選の当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領の新政権構想に移った。一方、銀行関係者の間ではトランプ政権が駆け込みで進める政策に関心が集まっている。
「米通貨監督庁(OCC)には失望した」――。米銀のロビー団体、銀行政...
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