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議長声明案に「非難」明記 ミャンマー巡り国連安保理

バンコクにある国連ビル前で国軍によるクーデターに抗議するタイ在住のミャンマー人(7日)=AP

【ニューヨーク=共同】ミャンマー情勢への対応を協議している国連安全保障理事会で、英国が理事国に提示した議長声明原案が6日、判明した。国軍によるクーデターや平和的なデモ参加者への暴力の行使を「非難する」と明記し、状況がさらに悪化する場合は「国連憲章の下で可能な措置を検討する用意がある」と警告する内容。共同通信が声明案を入手した。

クーデターに抗議するデモへの弾圧で死傷者が増え続ける中、欧米諸国は国軍の行為を安保理として一致して非難し、国際的な圧力を強めたい考え。外交筋によると、常任理事国で拒否権を持つ中国とロシアは「非難」など踏み込んだ文言を含む声明案に難色を示している。声明発表には全15理事国の同意が必要で、今後水面下で協議を本格化させるが、調整は難航必至だ。

安保理は2月、アウン・サン・スー・チー氏らの拘束に「深い懸念」を表明する報道声明を発表したが、非難は避け「クーデター」という言葉も使わなかった。議長声明は報道声明よりも格上の対応とされる。

声明原案は、治安部隊による実弾使用などを念頭に「平和的デモ参加者への致死的な力の行使は不当だ」と強調。暴力行為に加担した者は「責任を問われるべきだ」とした。

インターネットが遮断されたり、メディア関係者らが拘束されたりしている事態を踏まえ「人権と基本的自由の侵害に深い懸念」を表明。スー・チー氏ら拘束者の動向にも深い懸念を示し、即時かつ無条件の解放を求めた。

安保理は今月5日、オンラインの緊急会合を非公開で開いたが、一致した対応には至らなかった。

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ミャンマー国軍は2021年2月1日、全土に非常事態を宣言し、国家の全権を掌握したと表明しました。 アウン・サン・スー・チー国家顧問率いる政権を転覆したクーデター。なぜ起きたのでしょうか。 最新ニュースはこちら。

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