トランプ政権の高官、辞任報道相次ぐ

【ワシントン=中村亮】メラニア米大統領夫人の首席補佐官を務めるステファニー・グリシャム氏は6日、ツイッターで辞任を表明した。トランプ大統領の演説を受け、支持者が議会に乱入する事件が起きたことに反発したとみられる。
グリシャム氏は大統領報道官も務めた人物で、トランプ夫妻に近い人物だった。複数の米メディアによると、オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)とポッティンジャー大統領副補佐官(同)も辞任を検討している。辞任すれば米国の安全保障政策に空白が生まれ、世界の安保に影響が広がる恐れがある。
NBCテレビはチャオ運輸長官も辞任の検討に入ったと報じており、政府高官が相次いで政権を去る可能性が出てきた。チャオ氏の夫は共和党上院トップのマコネル院内総務で、チャオ氏は共和党に広い人脈を持っていることで知られる。