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AppleのクックCEO、21年の報酬7倍に急増 114億円

【シリコンバレー=白石武志】米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)の2021年9月期の報酬総額が9873万ドル(約114億円)だったことが6日、米証券当局への届け出で明らかになった。株式によるまとまった報酬を受け取ったことで、金額は前年同期の約7倍に急増した。

クック氏の21年9月期の報酬の大部分は株式報酬の一種である「譲渡制限付株式ユニット(RSU)」によるもの。同氏に株式報酬が付与されたのは11年8月のCEO就任後では初めて。金額は同業他社と比較したアップルの規模や業績、収益性などを考慮し報酬委員会が決定した。クック氏の基本給は300万ドルで据え置いた。

米国の上場企業はCEOが従業員の給与の中央値より何倍多い報酬を受け取っているかを示す「ペイ・レシオ」を開示するよう義務付けられている。アップルの開示資料によると21年9月期の従業員の年収の中央値は6万8254ドルで、クック氏の報酬総額との開きは1447倍だった。

クック氏の"大幅昇給"によってアップルのペイ・レシオは前年の256倍から広がったが、米国の大手企業ではペイ・レシオが1000倍を超えるケースは珍しくない。CEO就任から約10年でアップルの時価総額を約8倍の約3兆ドルに増やした実績を考慮すると、クック氏の報酬水準は控えめだという指摘もある。

クック氏はCEOに就任する直前にも株式報酬を受け取っており、11年9月期の報酬総額は3億7799万ドルだったことが過去の届け出で判明している。米ブルームバーグ通信の推定によると同氏の純資産は20年に初めて10億ドルを超え、「ビリオネア」の仲間入りを果たした。

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