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ニューヨーク証取、新社長にマーチン氏 データ部門出身

【ニューヨーク=宮本岳則】米インターコンチネンタル取引所(ICE)は6日、傘下のニューヨーク証券取引所(NYSE)グループ新社長にリン・マーチン氏(45)が就任すると発表した。トップの交代は2022年1月3日付。ICEの市場データ部門の会長職を兼務し、収益の拡大を狙う。ステイシー・カニンガム現社長(47)はNYSEの取締役に就く。

マーチン氏は米IBMを経て01年、NYSEに入社した。ICEが15年に52億ドル(約5900億円)で買収した金融データ分析会社インタラクティブ・データ・コーポレーションの経営を任され、頭角を現した。現在はICEの債券・データサービス部門の社長を務める。1月3日のNYSE社長に就任したあとも、同部門の会長を兼務する。全社でデータ事業を底上げする狙いがあるとみられる。

カニンガム氏は18年、女性として初めてNYSEのトップに就任した。立会場で取引を手がける「場立ち」(スペシャリスト)からのたたき上げという異色の経歴でも注目を集めた。マーチン氏への交代で女性トップが続くことになる。

金融データを外販する情報データ事業は相場環境に左右されにくい安定収益源として、取引所各社が強化している。英ロンドン証券取引所(LSE)グループは1月に金融情報会社リフィニティブを270億ドルで買収した。

NYSEは厳しい競争にさらされている。米Cboeグローバル・マーケッツの取引所別米国株売買高データによると、NYSEはシェア首位を維持しているものの、20%程度にとどまる。一方、米モルガン・スタンレーやシタデル・セキュリティーズなど主要な金融会社が支援する新興取引所メンバーズ・エクスチェンジ(MEMX)は、創業からわずか1年で約5%のシェアを獲得した。

ライバルの米取引所ナスダックとは、有力企業の新規株式公開(IPO)誘致でしのぎを削っている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)によると、取引所別でみたIPO調達総額は19年、20年に続き、21年もナスダックがNYSEを上回る見通しだ。

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