仏ミシュラン、最大2300人削減へ 国内の1割超

【パリ=共同】フランスのタイヤ大手ミシュランは6日、今後3年間で国内の従業員約2万1千人の10%以上に当たる最大2300人を削減すると発表した。競争力の強化が狙いで、解雇はせず早期・希望退職で行うとしているが、労組からは既に反発の声が上がった。
ミシュランは発表で、中国産などの低価格タイヤの参入による市場の変化に対応し、高級タイヤの生産に特化する戦略を改めて強調した。人員削減は国内全ての施設で実施する考えだが、施設閉鎖はしないと明言した。
フランスでは日本のブリヂストンが2020年9月、北部ベチューンの工場を21年4月以降に閉鎖すると発表したことに従業員や政府が猛反発。政府は存続に向けた代替案を示したが、ブリヂストンは閉鎖方針を維持した。
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