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米シェブロン、カザフの油田で減産 抗議デモで

【ヒューストン=花房良祐】米石油大手シェブロンは6日、抗議デモが起きたカザフスタンで大型油田の生産量を一時的に減らしたことを明らかにした。カザフは日量約160万バレルの原油を生産。そのうち同油田では日量約70万バレルを生産していたと伝えられている。

生産量がどのくらい減少したかは不明だが、6日の米国の原油指標「WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)」は一時1バレル80ドル台に上昇、カザフ情勢などで上昇圧力がかかった。

シェブロンなどの企業連合「TCO」は6日、「生産を続けているものの、物流(の問題)により一時的な調整をしている」と日本経済新聞にコメントした。

「全土の抗議活動を支持するために、作業員が油田に集まっている。TCOは事態の解決を目指している」ことも明らかにした。油田設備で抗議集会が開かれている可能性もある。ロイター通信は、デモ隊が原油を運搬する鉄道の運行を妨げていると伝えた。

TCOにはシェブロンが50%を出資。450億ドル(約5兆2000億円)を投じて生産能力を日量85万バレルまで増強する計画もある。

同国ではこのほかに2つの大型油田があり、出資する英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルは、ロイター通信に対して生産が続いていることを明らかにした。

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