/

バイデン氏、司法長官にガーランド氏起用へ 米報道

(更新)
ガーランド氏はオバマ前大統領時代に最高裁判事に指名されたことがある=ロイター

【ワシントン=中村亮】米民主党のバイデン次期大統領が司法長官にワシントン連邦高裁のメリック・ガーランド判事(68)を起用する見通しになったことが6日、分かった。複数の米メディアが報じた。IT(情報技術)大手企業を巡る公平な競争の確保や人種差別根絶に向けた司法制度改革に取り組む。

承認には議会上院で過半数の賛成が必要になる。ガーランド氏は穏健なリベラル派の判事として知られ、米社会の分断修復を目指すバイデン氏の考えに合致する。オバマ前大統領は2016年にガーランド氏を連邦最高裁判事に指名したが、上院で共和党が反対して承認できなかった。

トランプ政権下で揺らいだ司法の独立性の回復がガーランド氏の課題となる。司法妨害や不正な資金取引の疑いをめぐり、トランプ大統領の起訴に踏み切るかも焦点だ。司法省は内部指針で現職大統領を起訴しないとしているが、トランプ氏が政権を去れば指針の適用対象から外れる。

ガーランド氏の起用は、5日の南部ジョージア州での上院選決選投票で民主党の2候補が勝利を確実にしたことも影響したとみられる。上院は民主党(無所属を含む)と共和党が50議席ずつとなる。人事承認をめぐる採決で賛否が50対50に割れても、上院議長に就くハリス次期副大統領の1票で承認が可能になる。

仮に共和党が多数派を握るなかでガーランド氏が司法長官に承認された場合、ワシントン連邦高裁判事の後任が大きな問題になる。共和党が長年にわたり米社会に影響を与える判事にリベラル派を認める可能性は低い。ワシントン連邦高裁は全米の高裁のなかで最も影響力が大きい一つといわれる。バイデン氏は決選投票の結果を見極め、ガーランド氏の司法長官への指名を決めたとみられる。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

バイデン次期政権

アメリカの「バイデン政権」に関する最新ニュースを紹介します。その他、日米関係や米中対立、安全保障問題なども詳しく伝えます。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン