NY州知事、幹部職員の任期制限提案 信頼回復狙う

【ニューヨーク=共同】米東部ニューヨーク州のホークル知事は5日、施政方針演説を行い、知事を含む州政府幹部に任期制限を設けることを提案した。1期4年の2期までとする内容だが、実現には州憲法の改正が必要となる。
同州知事には現在、任期制限がない。ホークル氏は、州政府への信頼回復が目的だと説明。約10年にわたり知事職にあり、セクハラ問題で昨年辞任したクオモ前知事を巡る騒動を念頭に置いているとみられる。
ホークル氏はこのほか、銃犯罪への対策強化に加え、クリーンエネルギーやインフラへの投資促進により経済回復を目指す方針を打ち出した。