米、対EU関税の対象品目追加 ワインなど12日発動

【ワシントン=鳳山太成】米通商代表部(USTR)は5日、欧州の航空機大手エアバスへの補助金が不当だとして欧州連合(EU)各国に課している報復関税の品目を追加すると明らかにした。ドイツやフランスから輸入する一部の航空機部品やワインへの追加関税を12日発動する。
EUは2020年11月、米国のボーイングに対する補助金が不当だとして、最大40億㌦(約4100億円)分の米国製品に報復関税を課した。USTRは「EUの計算方法が誤っており、米国側の措置に見合っていない」として、今回の品目追加を決めた。
航空機補助金を巡る米欧の貿易紛争は長年続いている。EUはバイデン次期米政権下での解決に期待を表している。

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