北欧2国、安保協力強化 NATO加盟は明言せず

【ロンドン=共同】フィンランドのマリン首相は5日、首都ヘルシンキでスウェーデンのアンデション首相と共同記者会見し、北大西洋条約機構(NATO)に加盟していない両国の安全保障協力を一段と強化すると述べた。NATO加盟の是非については両首脳とも明言を避けた。ロイター通信が伝えた。
北欧に位置する両国は中立路線を維持してきたが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて国民の間でNATO加盟を求める声が急速に高まっている。フィンランド放送協会が伝えた最新の世論調査では、同国で加盟への支持が53%と初めて過半数を記録。スウェーデンでも地元紙の委託による調査で51%と初の過半数になった。
マリン氏はNATO加盟への支持の高まりは「理解できる」と説明。ただ、両首脳とも各政党などと議論を進めていると話すにとどめた。

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