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ベネズエラ、3年ぶりデノミ 通貨100万分の1に切り下げ

ベネズエラ中央銀行に飾られた紙幣(18年1月、カラカス)=ロイター

【サンパウロ=外山尚之】南米ベネズエラの中央銀行は5日、通貨の単位を6ケタ切り下げるデノミ(通貨単位の切り下げ)を実施すると発表した。ハイパーインフレにより、2018年にも5ケタの切り下げを行ったばかり。米国の制裁に失政や新型コロナウイルスの感染拡大も重なり、経済混乱が収束する気配はない。

10月1日から「Bd(ボリバル・デジタル)」を採用し、18年に導入した「Bs(ボリバル・ソベラノ)」の価値を6ケタ切り下げる。1Bdは100万Bsに相当する。ベネズエラ政府は08年にも3ケタのデノミを実施しており、合計14ケタを切り下げたこととなる。

米国の経済制裁により外貨の獲得が制限される中、ベネズエラの反米左派政権は原油価格に連動した暗号資産(仮想通貨)「ペトロ」を導入するなど独自の経済対策を導入しているが、ことごとく失敗に終わっている。市中の両替商ではボリバル・ソベラノの価値は導入時には1ドル=59Bsだったが、現在は1ドル=406万Bsまで価値が下落していた。

ハイパーインフレで紙幣による支払いが難しくなる中、ベネズエラの都市部ではカードや振り込みなどのデジタル決済が浸透しており、紙幣はあまり流通していない。Bsの代わりにドルが使われる場面も多く、デノミに伴う混乱は限定的とみられる。

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