2月の米貿易赤字0.9%減、個人消費堅調で高水準続く

【ワシントン=鳳山太成】米商務省が5日発表した2月の貿易統計(季節調整済み、通関ベース)によると、モノの貿易赤字は前月比0.9%減の1063億4500万ドル(約13兆円)だった。単月で過去最大を記録した1月から減ったものの、旺盛な個人消費を背景に高水準が続く。
輸出は1.7%増の1579億ドルだった。原油高を受けて石油製品の輸出が過去最大になった。輸入は2643億ドルと0.6%増えて過去最大を記録した。新型コロナウイルスの感染拡大が収まって個人消費が持ち直し、電子機器や半導体などの輸入が伸びている。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、米国はロシアとの輸出入を制限する経済制裁を科している。ロシアとの貿易額は3月以降に大きく減ったとみられる。

アメリカの「バイデン政権」に関する最新ニュースを紹介します。その他、日米関係や米中対立、安全保障問題なども詳しく伝えます。
関連企業・業界
業界: