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米政府、国民にマスク配布検討 ワクチンと両輪で対策

(更新)
米政府は国民へのマスクの配布を検討している=ロイター

【ニューヨーク=山内菜穂子】米政府が新型コロナウイルスの感染対策として、国民にマスクの配布を検討していることが5日、わかった。バイデン政権はすべての公共交通機関でのマスク着用を義務づけるなど対策を強化する。コロナの感染者数は減少傾向にあるものの、死者数や入院患者数は高止まりしており、政府はワクチンの接種拡大と両輪で対応を急ぐ。

クレイン大統領首席補佐官は4日、米NBCのインタビューで、政府が備蓄しているマスクを国民に配布することを検討していると明らかにした。近く発表したいとの意向も表明し「国民にマスクを着用してもらうためにできることは何でもする」と語った。

米ジョンズ・ホプキンス大によると、米国内での1日あたりの感染者数は4日現在で約12万人と、ピークだった1月上旬に比べて半減している。ただ、1日あたりの死者数は5084人と過去最多となった。米メディアによると中西部インディアナ州で統計が変更され全米の死者数が上乗せされた影響が大きいが、依然として高水準で推移している。米紙ニューヨーク・タイムズによると全米での集中治療室(ICU)の利用率は平均で78%に達するなど、多くの州で医療体制の逼迫は続いている。

ワクチン接種は遅れが目立っている。米疾病対策センター(CDC)によると、4日までに5748万回分のワクチンが供給された。そのうち1回目の接種を受けたのは2790万人にとどまる。バイデン大統領は1月末、夏までに約3億2800万人の米国民全員にワクチンを供給する目標を発表したが、今のところ全体の1割にも満たない計算だ。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は2日、米CNNのテレビ番組で、正常に戻るためには米人口の約70~85%がワクチン接種を受ける必要があるとの考えを示した。米政府は感染者数の減少傾向が続いても、ワクチン接種とマスクの着用を呼びかけ、感染拡大への警戒を緩めない考えだ。

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