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テニスのジョコビッチ選手、豪が入国認めず 接種巡り

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【シドニー=松本史】オーストラリア政府は6日、全豪オープンテニスに出場するためオーストラリアを訪れたノバク・ジョコビッチ選手の入国を認めないと発表した。豪州は新型コロナウイルス対策で厳しい規制を敷くが、ワクチン接種を免除されたとする同選手への「特別扱い」に批判が殺到していた。

豪国境警備隊は6日に声明を出し「ジョコビッチ氏は豪州入国の要件を満たす適切な証拠を提出できなかった」として、同選手のビザ(査証)が取り消されたと明らかにした。

豪紙オーストラリアンなどによると、ジョコビッチ選手は5日の深夜にドバイからメルボルンの空港に到着した。6日早朝まで空港で足止めされた後、メルボルンの隔離用ホテルに移動した。

ジョコビッチ選手は4日、ツイッターに滑走路を背にした自身の写真と共に「(ワクチンに関する)免除措置を受けて今日、豪州に向かう」と投稿した。豪州は医学的に認められた理由がない限り入国者に新型コロナウイルスのワクチン接種を求め、厳しい出入国規制を敷く。SNS(交流サイト)では「(規制を)ばかにしている」といった批判が寄せられた。

全豪オープンを主催するテニス・オーストラリア(TA)幹部は豪メディアに、ワクチン接種の免除を求める申請が選手やスタッフなど26人からあったと説明した。TAと全豪の開催地メルボルンがあるビクトリア州の州政府が設置した独立機関がそれぞれ申請者の名前を知らされないまま審査したという。

一方、豪連邦政府のアンドリュース内相は5日に声明を出し「TAとビクトリア州がワクチン未接種の選手に全豪参加の許可を出したかもしれないが、豪州の国境で(入国の)要件を守らせるのは連邦政府だ」と強調した。加えて「接種完了者と同様の扱いを受けるためには、医療上の理由で接種できないというきちんとした証明を提出せねばならない」と主張、全豪参加選手だからといって特別扱いはしないと述べた。

モリソン首相も同日の記者会見でジョコビッチ選手について尋ねられ「豪州に入国しようとする人は誰でも、我々の国境規制に従わねばならない」と指摘、同選手も例外ではないとした。もしワクチン接種免除のための書類が豪政府の基準を満たしていない場合、「彼は次の飛行機に乗って帰国することになるだろう」と厳しい姿勢を示した。

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