歴史の韻を踏む中国気球撃墜 米中新冷戦の冷徹な現実
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バイデン米政権は4日、中国の偵察気球を米東岸沖の大西洋上で撃ち落とした。米軍機の発射したミサイルが気球に命中する様子は、米中両大国の関係が不測の事態で容易に制御不能に陥りかねない危うさの上に立つことを浮き彫りにした。
「水曜日(1日)、私は早期に撃墜せよと命じた」。気球撃墜直後、バイデン大統領は記者団を前に語気を強めた。このときは地上に残骸が飛散する危険が大きいとの進言を受け、気球が洋上にたどり...
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