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バイデン米大統領の外交演説要旨 「米国は戻ってきた」

バイデン米大統領が4日に行った外交政策に関する演説の要旨は以下の通り。

世界に伝えたいメッセージは「米国は戻ってきた。対外政策の中心に外交が戻ってきた」ということだ。我々は同盟関係を修復し、再び世界に関与する。きのうではなくきょうとあすの課題に対応するためだ。米国のリーダーシップは、米国と張り合おうとする中国の野心や、我々の民主主義を傷つけ、妨害しようとするロシアの強い意志を含む権威主義の台頭に対処しなくてはならない。

我々は、パンデミック(世界的大流行)や気候変動の危機、核拡散といった加速する世界的な難題に対応しなければならない。こうした難題は、各国が共通の大義の下に協力することによってしか解決できない。

民主主義国において、武力で民意を覆そうとしたり、信頼できる選挙結果を抹消しようとしたりすべきではない、ということに疑いがあってはならない。ビルマ(ミャンマー)軍は奪取した権力を放棄し、拘束した活動家や当局者を釈放し、通信規制を解除し、暴力を自制すべきだ。友好国とともに民主主義と法の支配の回復の支援に取り組み、責任者に責任を取らせる。

米国の同盟関係は我々の最も素晴らしい財産だ。外交によって主導するということは、同盟国や主要な友好国と再び協力し合うことを意味する。我々はまた、国益となり米国民の安全を前進させる場合には、敵国や競争国とも外交的に関与しなくてはならない。だから昨日、米国とロシアは新戦略兵器削減条約(新START)の5年延長に合意した。同時にプーチン大統領に対し、米国がロシアによる選挙干渉やサイバー攻撃、自国民に毒を盛るといった攻撃的な行動に対して言いなりになる時代は終わったと明言した。

中国の経済的虐待に立ち向かい、攻撃的かつ威圧的な行動に対抗し、人権や知的財産、グローバル・ガバナンスへの中国の攻撃を押し返す。しかし米国の国益になる場合は中国政府と協力する用意がある。

今年のアースデー(地球の日)に、気候変動の危機に対処するサミットを主催する。米国はこの存亡の脅威に立ち向かうため主導しなくてはならない。

オースティン国防長官が、米国の外交政策と国家安全保障の優先課題と協調するような世界的な米軍の配置見直しを主導する。この見直しを実施する間、ドイツからの米軍撤収は停止する。

イエメン内戦での停戦に向けた国連の努力を支援する。ブリンケン国務長官が外交官であるレンダーキング氏をイエメン担当特使に起用した。イエメン内戦での武器売却を含めた軍事支援を全て停止する。

難民の年間受け入れ枠を12万5千人に再び引き上げることを可能にする大統領令を承認する。LGBTQI(性的少数者)に関する問題での米国のリーダーシップを再活性化するよう各機関に指示する。

(ワシントン=芦塚智子)

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