米ロ首脳、7日にオンライン協議 ホワイトハウス発表
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【ワシントン=中村亮】米ホワイトハウスは4日、バイデン大統領がロシアのプーチン大統領と7日にオンライン形式で協議すると発表した。バイデン政権はロシアがウクライナに侵攻する恐れがあると懸念を強めており、首脳協議で緊張緩和を目指す。
ホワイトハウスは声明で「バイデン大統領はウクライナとの国境付近でのロシアの軍事活動に懸念を示し、ウクライナの主権や領土の一体性を支持する立場を改めて伝える」と説明した。米ロ首脳が接触するのは7月の電話協議以来。6月にはスイスのジュネーブで対面形式で会談し、米国は「安定的かつ予見可能な関係」を模索してきた。
バイデン米政権はロシア軍がウクライナ東部の国境付近に部隊を集め、2014年に続く侵攻を計画している可能性があるとみている。米国防総省の報道担当者は「ロシアがウクライナに対する攻撃的行動を計画していることを示す証拠を深く懸念している」と強調。「地域の緊張緩和やウクライナ東部紛争の外交的解決を支持する」とした。
米紙ワシントン・ポストは米情報機関の報告として、ロシアが22年初めにもウクライナ侵攻を計画していると報じた。最大17万5000人を動員した作戦になる可能性があるという。

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