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米12州でオミクロン型 ゴールドマンは経済見通し下げ

【ニューヨーク=宮本岳則】米国で新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染が広がっている。米メディアによると4日までハワイやニューヨークなど12州で感染者が確認された。米金融大手ゴールドマン・サックスは同日、変異型の拡大が経済の正常化や商品供給の阻害要因になるとして、2022年の米国内総生産(GDP)成長率見通しを引き下げた。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると4日午前までに「オミクロン型」の感染者は全米で20人を超えた。感染者の所在地はハワイやニューヨークに加え、メリーランド、ユタ、ペンシルベニアなど12州に広がった。ただし現時点で重症化したり、入院や死亡に至ったりした例は出ていないという。

全米で新型コロナの新規感染が増えている。米疾病対策センター(CDC)の集計によると、3日の新規感染者数(7日移動平均)は10万6132人となり、10月1日以来、2カ月ぶりの多さとなった。米北東部ニューハンプシャー州の感染者数は過去最高水準で推移するほか、ミネソタ州など中西部の州でも増加が目立つ。

米メディアによると米CDCのワレンスキー所長は3日の記者会見で「現在、米国内で発生している感染者の99.9%はデルタ型であることを忘れてはならない」と述べ、警戒を呼びかけた。「デルタ型は、特にワクチンを接種していない人を中心に、全国的に感染者を増やし続けている」と指摘した。

ゴールドマンのエコノミストチームは4日、米国のGDP成長率見通しを見直した。2021年10~12月期の成長率は在庫データに基づき、6.5%に上方修正した。一方で22年はオミクロン型拡大を理由に下方修正した。22年通年の成長率は従来予想に比べて0.4ポイント低い3.8%になると予想する。

ゴールドマンはオミクロン型拡大の影響について①経済再開の遅れ②物資の供給不足③職場復帰の遅れと労働不足の長期化――を招くと指摘した。インフレ率への影響については、旅行などサービス需要の減少で短期的に物価抑制効果があるとみる。一方で供給網の正常化、労働力不足の解消が遅れることで、高インフレを長引かせる可能性があるという。

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