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印フリップカート、SPACで米上場検討 米報道

フリップカートは早期のIPOを模索し、成長が続くインドのネット通販市場での競争力向上を狙う=ロイター

【ニューヨーク=白岩ひおな】米小売り最大手ウォルマート傘下で、インドのネット通販大手フリップカートは特別買収目的会社(SPAC)を通じた米国株式市場での新規株式公開(IPO)を検討している。米ブルームバーグ通信が4日報じた。関係者によると、評価額は350億ドル(約3兆7600億円)以上を見込む。世界有数の成長市場であるインドで、競合する米通販最大手アマゾン・ドット・コムなどに対抗する。

ウォルマートは2018年、フリップカートの株式の77%を160億ドルで取得した。買収額には「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などの既存株主が保有していた株式と、フリップカートが新たに発行した20億ドル分の株式取得が含まれる。07年に事業を始めたフリップカートはインドのネット通販市場の急速な拡大を追い風に、現在では8000万点もの商品をプラットフォーム上で販売している。IPO時の評価額は当時の買収額の約3倍にあたる500億ドルに上るとの見方もある。

経済成長や新型コロナの感染拡大を背景に拡大が続くインドのネット通販市場では、企業間の競争も激しさを増している。米調査会社フォレスター・リサーチによると、フリップカートのインドの通販市場におけるシェアは31.9%。一方、アマゾンも31.2%で猛追する。地場企業としてはムケシュ・アンバニ氏率いるインド大手財閥リライアンス・インダストリーズ傘下の小売部門、リライアンス・リテール・ベンチャーズが競合する。

SPACは自ら事業を持たず、未公開会社や他社事業の買収のみを目的として株式を公開する企業をさす。上場から24カ月以内に未公開企業を買収しなければならないため、ウォルマートからすれば通常のIPOよりも早くフリップカートを市場に投入できるメリットがある。

フリップカートは投資銀行と上場計画に関する協議を進めているが、SPACとの取引の検討は初期段階にあり、他の選択肢を模索する可能性もあるという。上場をめぐっては、ロイター通信が20年9月、フリップカートが早ければ21年にも海外での新規株式公開に向けて準備を進めていると報じていた。

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