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現代自、メタバースでロボット操作 Microsoftと連携も

【ラスベガス=佐藤浩実、ソウル=細川幸太郎】韓国の現代自動車は4日、ロボットを現実と仮想世界「メタバース」の接点として活用する構想を披露した。仮想世界のアバターを操作することで現実世界のロボットを動かし、遠隔地での作業を可能にする。仮想世界の構築で米マイクロソフトと連携する方針も明らかにした。

世界最大のテクノロジー見本市「CES」で現代自の幹部らが構想を披露した。例えば出張先から家にいるロボットを介してペットを抱きしめるといった利用が可能。将来的には火星に立つロボットをアバター操作で動かして遠隔地を仮想的に体験するといった用途も想定する。

2020年にソフトバンクグループから買収した米ボストン・ダイナミクスのロボット技術を活用する。同社のロボットは既に原子力発電所の放射線量の高いエリアでの作業などで利用されており、運動性能や制御技術の高さで知られる。IT(情報技術)業界で関心を集めるメタバースに、ハードウエア開発も含めて取り組む動きとなる。

韓国ネイバーの最高技術責任者(CTO)を経て現代自に転じた宋昌眩(ソン・チャンヒョン)氏はラスベガスで開いた記者発表会で「今のメタバースは(現実と切り離された)仮想世界だが、ロボットを接続することで仮想世界での行動を現実に反映できようになる」と指摘した。

現代自トップの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長はかねて将来の事業構成を「自動車50%、飛行体30%、ロボ20%」とする目標を掲げて研究開発やM&A(合併・買収)を進めてきた。

鄭会長は「ロボットやパーソナル飛行体のような先進分野を主導するためにはいち早く技術開発に乗り出して先頭に立つことが重要だ」と強調する。米シリコンバレーにはロボ開発を担う「ニューホライズンスタジオ」を整備しており、足元でのメタバース浸透を機にロボット事業の拡大に取り組む考えを示した。

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