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米ロ首脳会談「6月開催を望む」 バイデン氏

バイデン米大統領は6月に英国とベルギーを訪れる(4日、ワシントン)=AP

【ワシントン=中村亮】バイデン米大統領は4日、ホワイトハウスで記者団に対し、ロシアのプーチン大統領と6月に会談したいとの意向を示した。ロシア政府が反体制派弾圧やサイバー攻撃を行ったとして相次いで制裁措置を講じてきたが、対話にも意欲を示して米ロ関係のさらなる悪化を食い止める思惑がある。

バイデン氏は6月11~13日に英国で開く主要7カ国首脳会議(G7サミット)、同14日にベルギーで開く北大西洋条約機構(NATO)首脳会議にそれぞれ出席する。バイデン氏はこの訪欧に合わせて米ロ首脳会談を開くのかどうかを問われて「それが私の望みであり期待だ。(調整に)取り組んでいるところだ」と応じた。バイデン氏は4月、夏に欧州の第三国で米ロ会談を開く案を提唱していた。

タス通信によるとロシアのウシャコフ大統領補佐官も4月下旬、米ロ首脳会談が6月にも行われる可能性があると示唆していた。

バイデン政権はロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の弾圧や米政府機関に対するサイバー攻撃、2020年の米大統領選での工作活動にロシア政府が関与したと判断して経済制裁を科した。バイデン氏はプーチン氏を「人殺しだ」との認識も示し、反発したロシアは駐米大使を一時帰国させて対立が深まった。

一方でバイデン政権は中国を「唯一の競争相手」とみなす。米ロ対立に歯止めがかからないと中国対抗に注力することが難しくなる。ロシア軍は3月下旬ごろからウクライナとの国境付近に部隊を一時増強した。仮にウクライナ侵攻へ再び踏み切っていれば、米軍は欧州防衛に戦力を割かざるを得ない。

米国のトランプ前政権下でロシアと中国は反米を軸に安全保障協力を深めた。中ロ両軍は20年12月、日本海と東シナ海の公海上空で合同パトロールを実施。中ロ協力が東アジアの安全保障を揺るがす可能性が出てきた。バイデン政権は米ロ首脳会談を通じ、中ロ協力にくさびを打つ狙いもあるとみられる。バイデン氏はこれまでに公の場で中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席に対面形式での首脳会談を提案していない。

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