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Twitter、サブスク型ニュース配信に参入へ 米新興を買収

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ツイッターは年内にSNS上で有料のプレミアム機能を用意すると明らかにした=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米ツイッターは4日、新聞社などと提携し広告のない有料のニュース配信サービスを手掛ける米スクロールを買収すると発表した。ツイッターが年内に始めるサブスクリプション(継続課金)型のプレミアム機能にスクロールのサービスを取り込み、有料のニュース配信に乗り出す計画も示した。

スクロールは2016年の設立で、ネット上のニュース記事から広告やポップアップ通知などを排除して読みやすくする技術に強みがある。米国で「ジ・アトランティック」や「ザ・バージ」など数百の新聞社や出版社、ウェブサイトと提携し、広告のないニュース配信サービスを月額5ドルなどで提供している。

過去の資金調達では米高級紙ニューヨーク・タイムズや米全国紙「USAトゥデー」を傘下に持つ米新聞最大手ガネットなどがスクロールに出資していた。ツイッターは株式の取得比率や買収額などの詳細については明らかにしていない。

ツイッターは同日、年内に自社のSNS(交流サイト)上でニュースやメールマガジンなどの配信を受けられるサブスク型のプレミアム機能を始める計画も明らかにした。有料ニュース配信の仕組みとしてスクロールのサービスを取り込む方針で、同社の買収後はより多くの新聞社や出版社に提携を呼びかけるという。

スクロールはサブスク型サービスで得られた収益の70%を提携先に配分しており、同社と提携する新聞社や出版社は広告に依存する場合よりも多くの収益を得ることができるとしている。ツイッターのマイク・パーク副社長は4日付のブログ投稿の中で、ニュース記事の有料化について「読者にとっても書き手にとってもよりよいインターネットになる」と述べた。

ツイッターは21年1月には有料メールマガジンの配信プラットフォームを手掛けるオランダの新興企業、レビューを買収したと発表している。年内に始めるサブスク型のサービスではレビューが配信する作家やジャーナリストらのメルマガを読める機能も用意する。

ツイッターは5月3日に本格展開を始めた音声ライブ配信「スペース」についても、数カ月内に主催者が価格や販売数を設定できるチケット制を導入する計画を表明している。これまで無料だったSNSに課金型サービスを取り入れ、広告に依存しないコンテンツ配信の仕組みを整える考えだ。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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