Microsoft創業者ゲイツ氏が夫人と離婚 財団活動は継続

【シリコンバレー=佐藤浩実】米マイクロソフトを創業したビル・ゲイツ氏とメリンダ夫人は3日、離婚するとツイッターで発表した。両氏が創設した財団を通じた慈善事業には今後も一緒に取り組むが、約27年に及ぶ結婚生活を「終わりにすると決めた」と言う。理由や財産分与などの詳細は明らかにしていない。
2人はメリンダ氏がマイクロソフトに入社したのをきっかけに知り合った。社内恋愛を経て1994年に結婚し、3人の子どもに恵まれた。2000年には両氏の名前を冠した「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」を設立し、主に新興国の病気や貧困解消のための活動に取り組んできた。
ビル・ゲイツ氏は65歳。20年3月にマイクロソフトの取締役を退任し、現在は慈善事業に専念している。IT(情報技術)業界の著名人では、米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が19年にマッケンジー夫人と離婚している。