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米メルクのコロナ飲み薬、22年売上高は5700億円超に

【ニューヨーク=野村優子】米製薬大手メルクは3日、開発した新型コロナウイルスの飲み薬「モルヌピラビル」の2022年通期の売上高が、50~60億ドル(5700~6900億円)になるとの見通しを発表した。

米リッジバック・バイオセラピューティクスと共同開発したモルヌピラビルは、世界で1000万回分の供給契約を締結済み。米国で昨年12月に緊急使用許可が出てから、既に140万回分を供給した。今後数日内に世界25カ国に400万回分を供給する見通しだ。

キャロライン・リッチフィールド最高財務責任者(CFO)は同日の決算説明会で「売上高予想は1000万回分の供給契約に基づくが、生産能力を踏まえると3000万回分以上を供給できる」と説明した。21年の生産能力は1000万回分だったが、22年は2倍以上に拡大させるという。

同日発表した21年10~12月期決算は、最終損益が38億ドルの黒字(前年同期は26億ドルの赤字)、売上高は24%増の135億ドルだった。前年同期に計上した買収費用などがなくなり、コロナ飲み薬や主力のがん治療薬が好調だった。22年通期の売上高は前期比15~18%増の561~576億ドルを見込む。

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