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カナダ外務省が中国大使を召喚、偵察気球飛行巡り

【ニューヨーク=佐藤璃子】カナダ外務省は3日、中国の偵察気球が北米上空を飛行している事態を受けて駐カナダ中国大使を召喚したと明らかにした。

2日に中国大使を召喚し、「複数のルートを介して、中国当局に我々の立場を積極的に表明し続けるつもりだ」と主張した。米紙ニューヨーク・タイムズによると、気球は中国から米アラスカ州付近を通り、カナダ北西部を経由してモンタナ州に入った。軍事施設の偵察を試みた可能性があり、米軍の情報収集能力を試したとの見方もある。

カナダ国防省は「カナダ国民は安全だ、我々は空域の安全を確保するための措置をとっている。米国とカナダが共同運営する北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)やカナダ軍、国防省などが緊密に連携し、この事態に取り組んでいる」と発表している。

3日には米国務省が、気球が米本土上空を飛行している事態を踏まえて2月上旬に予定していたブリンケン国務長官の中国訪問を延期すると発表した。国務省高官は「気球が米領空に存在することは国際法のみならず我が国の主権に対する明確な侵害だ。容認できない」と指摘した。

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