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米ホテル3社、7~9月大幅増収 法人需要に回復の兆し

【ニューヨーク=西邨紘子】米ホテル大手3社の2021年7~9月期決算が3日、出そろった。マリオット・インターナショナルの売上高が前年同期比75%増になるなど、回復基調が鮮明になった。新型コロナウイルスのデルタ型流行で落ち込んでいたビジネス需要が戻り始めたといい、回復が続くかどうかが焦点になる。

マリオットの7~9月期は、売上高が39億4600万ドル(約4500億円)、純利益が同120%増の2億2000万ドルだった。収益力の目安となる「1部屋あたりの売上高」はコロナ流行前の19年に比べ依然として約26%減の水準だが、同社のアンソニー・カプアノ最高経営責任者(CEO)はビジネス予約が徐々に戻り始めたと期待を示した。米国を中心にデルタ株の感染拡大が落ち着いており「需要回復は今後も続く」と述べた。

ハイアット・ホテルズの7~9月期は、売上高が前年同期比で約2倍の8億5100万ドル、最終損益が前年同期の1億6100万ドルの赤字から1億2000万ドルの黒字に転換した。19年同期比の「1部屋あたりの売上高」は32%減だった。

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、売上高が前年同期比87%増の17億4900万ドル、最終損益が前年同期の7900万ドルの赤字から2億4100万ドルの黒字に転換した。19年と比べた「1部屋あたりの売上高」は19%減だった。

米国ではコロナ感染が一服した春以降、個人旅行が活発になり7月にかけて航空や宿泊市場が急回復した。だが、デルタ株の感染拡大が深刻化した8月以降、企業がオフィス再開や出張の再開の先延ばしを相次ぎ発表。ビジネス需要の回復は遅れていた。

ヒルトンのクリストファー・ナセッタCEOはビジネス需要が「19年と比べ、4割程度の落ち込みで推移している」としながらも、足元では「中小企業がけん引する形で需要が伸び始めた」と述べた。現時点で出張などの再開に慎重な大企業も「今後は(旅行市場への)参加が進むだろう」と期待を示した。

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