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GMクルーズ、完全自動運転の商用免許獲得 米加州で初

【シリコンバレー=白石武志】米ゼネラル・モーターズ(GM)系の自動運転技術開発会社GMクルーズは2日、米カリフォルニア州当局から運転手不要の「ロボタクシー」事業に必要な免許を取得した。同州には世界の有力企業が進出して自動運転技術開発を競うが、有料サービスを一般客に提供できる商用免許を獲得したのはGMクルーズが初めてとなった。

GMクルーズが2021年11月に申請していたロボタクシー事業の免許について、カリフォルニア州公益事業委員会(CPUC)が2日、交付を決議した。採決前に実施したパブリックコメント(意見公募)では安全性への懸念を示す声もあがったが、採決に参加した4人の委員全員が免許交付に賛成した。

GMクルーズは小型電気自動車(EV)「シボレー・ボルト」を改造した約30台の自動運転車を使い、北部サンフランシスコ市の一部地域で一般客を乗せたロボタクシーサービスを始める見通しだ。当初の営業時間は人通りの少ない午後10時から午前6時まで。最高時速は30マイル(約48キロメートル)に限定され、強い雨や濃い霧の条件下では運行できない。

米アルファベット傘下の自動運転技術開発会社ウェイモは米南部アリゾナ州の州都フェニックス周辺で18年末から自動運転車を使った商用の配車サービス「ウェイモ・ワン」を始め、20年には無人運転にも乗り出した。

交通量が多いサンフランシスコ市のような都市部で有料サービスが認められたことについて、GMクルーズのギル・ウエスト最高執行責任者(COO)は2日付のブログ投稿のなかで「都市生活の向上という自動運転業界の共通の使命にとって大きなマイルストーン(節目)となるものだ」と強調した。

人工知能(AI)分野の人材が豊富なカリフォルニア州には米国だけでなく中国や欧州、日本からも自動車メーカーやスタートアップが進出し、自動運転技術の開発を競っている。同州の開示資料によると20年には約30社が州内で試験車両を使った公道走行試験を実施しており、開発の中心地の一つとなっている。

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