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自動運転の米Waymo、クラフチックCEOが退任

米ウェイモの自動運転車は公道走行の実績などで他社を圧倒した(カリフォルニア州マウンテンビュー市の本社)

【シリコンバレー=奥平和行】米アルファベットの子会社で自動運転技術の開発を手がける米ウェイモは2日、ジョン・クラフチック最高経営責任者(CEO)が近く退任すると発表した。最高執行責任者(COO)と最高技術責任者(CTO)を務めてきた2人の幹部が共同CEOに就き、かじ取りを担う。

クラフチック氏は2日、社員に電子メールを送り「ウェイモのCEO職から離れて新たな挑戦を始める」と説明した。テケドラ・マワカナCOOとディミトリ・ドルゴブCTOが共同CEOに昇格し、クラフチック氏はアドバイザーに就く。

ウェイモは2009年に発足した米グーグルの自動運転部門が母体で、16年に分離独立してグーグルの兄弟会社となった。クラフチック氏は米フォード・モーターや韓国・現代自動車米国法人のCEOなどを経て15年にグーグルに入社し、16年からウェイモのCEOを務めてきた。

クラフチックCEOのもとでウェイモは欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA、現ステランティス)などの自動車メーカーと連携を深め、米アリゾナ州では自動運転車を使った無人配車サービスを始めた。アルファベットが傘下企業に自立を求めるなか、投資ファンドなどから32億5000万ドル(約3600億円)の資金を調達した。

ウェイモは自動車とIT(情報技術)業界の知見を組み合わせることにより成長し、自動運転車のシミュレーションや公道走行の実績を重ねた。20年1月には公道走行の距離が2000万マイル(約3200万キロメートル)に達したことを明らかにしている。

同社や前身となるグーグルの事業部門の成長に触発される形で、自動車大手も自動運転技術の開発体制を強化した経緯がある。米ゼネラル・モーターズ(GM)がスタートアップ企業の米クルーズを16年に買収し、同社にはホンダも出資した。トヨタ自動車は米シリコンバレーに開発拠点を新設し、グーグルなどから技術者を迎え入れた。

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