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旧Facebookの10~12月、8%減益 株価は一時20%超急落

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【シリコンバレー=奥平和行】米メタ(旧フェイスブック)が2日に発表した2021年10~12月期決算は、売上高が前年同期比20%増の336億7100万ドル(約3兆8500億円)、純利益が同8%減の102億8500万ドルだった。減益は10四半期ぶり。成長鈍化を受け、2日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値より23%超下落した。

1株利益は3.67ドル(前年同期は3.88ドル)となり、市場予想に届かなかった。1~3月期の売上高は270億~290億ドルとの見通しを示し、市場予想を下回った。

メタの売上高の95%以上を占めるインターネット広告市場は拡大を続けているものの、米アップルがスマートフォンでプライバシー保護を強めた影響を受けた。1日に21年10~12月期業績を発表した米アルファベット(グーグル親会社)の広告事業は成長を続けており、アップル製品から取得したデータへの依存度の差が明暗を分けた。

中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が利用者を急増させ、広告事業を大きく伸ばしていることも逆風になっている。2日の説明会でメタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「すでにティックトックは強力な競合になっている」と述べた。

21年12月末時点のグループ全体のアプリの月間利用者は35億9000万人となり、3カ月前より1000万人増えた。一方、フェイスブックの1日あたりの利用者は19億2900万人で、3カ月前よりも100万人減っている。フェイスブックの利用者が減るのは初めてで、プライバシー保護規制の強化などとともにメタの収益の圧迫要因となっている。

21年10~12月期から決算の開示方法を変更し、フェイスブックやインスタグラムなどの「ファミリー・オブ・アップス」と、注力する仮想空間「メタバース」関連をまとめた「リアリティーラボ」の部門業績をそれぞれ初めて公表した。リアリティーラボはゴーグル型の仮想現実(VR)端末などの売上高を集計した。

リアリティーラボの10~12月期の売上高は8億7700万ドルとなり前年同期より22%増えた一方、営業赤字は前年同期の20億9900万ドルから33億400万ドルに拡大した。メタはメタバースが次世代のネットになるとみて、この分野で採用や投資を拡大する方針を示している。

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