トヨタ、北米で新型SUV アラバマ新工場で生産

【ニューヨーク=中山修志】トヨタ自動車は2日、北米で多目的スポーツ車(SUV)の新型車「カローラクロス」を発売すると発表した。マツダと共同で米南部アラバマ州に建設中の新工場で年内に生産を開始する。
カローラクロスは主力小型車「カローラ」のSUVで、2020年にタイで発売した。北米仕様車はアジア仕様より一回り大きい排気量2リットルのガソリンエンジンを採用し、四輪駆動モデルを追加した。日本などから輸入する「C-HR」と北米で現地生産する「RAV4」の中間サイズの車種として北米市場の品ぞろえに追加し、拡大するSUV需要を取り込む。
トヨタは18年にマツダと折半出資でアラバマ工場の建設を決めた。当初はカローラの生産を予定していたが、19年に生産車種を未発表のSUVに変更すると発表した。マツダも同工場でSUVの生産を予定している。