米メタ、サンドバーグCOOが退任 新体制が始動

【シリコンバレー=奥平和行】米メタは2日までに、1日付でハビエル・オリバン副社長が最高執行責任者(COO)に昇格したと明らかにした。同社は6月、14年間にわたってCOOを務めたシェリル・サンドバーグ氏が退任すると公表している。後任に内定していたオリバン氏が正式にバトンを引き継ぎ、新体制が始動した。
米証券取引委員会(SEC)に提出した文書で説明した。提出文書によると、サンドバーグ氏は9月末まで社員としてメタにとどまり、退社後は取締役に専念する。6月時点では「数カ月以内に関連人事を実施し、(サンドバーグ氏は)今秋に退社する」としていた。
サンドバーグ氏は2008年に当時のフェイスブックに入社し、同社を米グーグルに次ぐインターネット広告の大手に育てた。ただ、競争激化などを背景に、メタの2022年4~6月期決算は上場以来初めての減収になっている。7月27日に開いた決算説明会でサンドバーグ氏は「当社が転機に差し掛かっているのは明らかだが、長期的な成長を確信している」と述べていた。

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