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銀先物が乱高下、10%安 CMEは証拠金引き上げ

「銀投資は先物だけでなくコインにも向かった」(フリン氏)という=ロイター

国際指標となるニューヨーク商品取引所(COMEX)の銀価格が乱高下している。1日に約8年ぶりの高値を付けた後、2日は急落し10%下げた。ネット掲示板レディットの投稿に呼応した個人投資家の買いが殺到したことに対応し、COMEXの運営会社シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが2日に取引の証拠金を引き上げ、幅広い売りが出た。

2日の銀価格は取引の中心である3月物が一時10%安の1トロイオンス26ドル35セントまで下げた後、26ドル40セントで引けた。1日には一時30ドル35セントと8年ぶりの高値をつけていた。価格変動率の上昇を受け、CMEグループは証拠金を1契約あたり1万4000ドルから1万6500ドルに引き上げた。

シカゴの商品アナリスト、フィル・フリン氏によると、CMEグループが証拠金を18%引き上げたことでレディットでやり取りする個人投資家のほか、これまで買っていたヘッジファンドが売りを余儀なくされた。同氏のもとには先週末から「銀を買いたい」という顧客からの電話が相次いでいるという。

フリン氏は「今後もレディット投稿の呼びかけで穀物や原油など他の商品市場で投機的な動きが強まる可能性が高い」と話す。銀は電気自動車の普及に伴う需要が高まるとみた思惑買いも入る。今後は需給が逼迫している大豆などの穀物に資金が向かうと予測する。

規制当局は銀先物市場の監視を強めている。米商品先物取引委員会(CFTC)のベナム委員長代行は「デリバティブ市場の倫理への脅威がないか注視し、不正が起きないよう油断なく監視を続ける」と述べた。

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