「台湾訪問よりFRB」強気派を待つハードル(NY特急便)
米州編集総局次長 田口良成
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2日の米株式相場は方向感の定まらない展開だった。市場が注視していたペロシ米下院議長の台湾到着後、ダウ工業株30種平均は下げ幅を縮める場面があったが、午後に入ると再び下げ足を速めた。きっかけは米連邦準備理事会(FRB)の高官発言だ。金融引き締めが早期に和らぐとの楽観シナリオは再点検を迫られている。
「ペロシ氏の着陸後、中国が直ちに反応しなければ、株価は上昇するだろう」。JPモルガンは2日の取引開始...